看護と福祉の違いはそもそもどこにあるのだろうか、と思ったことは有りませんか?実際に看護は福祉の精神無しでは出来ないことであり、福祉は看護でもあるというようにも思えます。
福祉というのは、基本的には生活を支えるということがメインだということです。福祉のテーマとしては、生活環境を良くして支えて行くということがあるからです。看護のテーマはそうでは無いですよね。
看護は人間の心身の悪いところを改善するためのものです。つまりは生活というものは福祉ほど重視されていないことになります。福祉の場合は看護や医療を終えた後に必要になるものなのです。
かといって看護が生活とは全然関係ないかといえばそうではないのです。最近では看護も生活というものを考えて行われるようになってきました。それがあれば看護を受ける価値が更にあるということになります。
医療や看護を受けてそこで全てが終わりというわけではなく、その後の生活に対しても福祉と同様に考えてくれるようになれば、看護というものは更に人間において大切なものになるわけです。
看護や医療は生命というものを重要視し、福祉は生活に重きを置くということになります。そう考えるとどちらも、人間において必要不可欠ということになります。医療や看護を受けた段階で福祉を必要としない人もいれば、医療や看護を受けた後に福祉を必要とする高齢者なども多いのが現状です。
そのため、福祉というものもこれからの世の中でどんどん浸透していくということになるのです。